桜も散り始めた4月初旬、久しぶりに愛知県にあるガラ紡工場に出張に行って来ました。秋に向けて量産分のガラ紡生地をお願いするためです。
既に何回か来ているガラ紡工場ですが、やっぱり何回来ても古い機械が現役で動いている姿には圧倒されます。
湿度等によってもその時々で微妙に太さが変わってしまうガラ紡。この微妙な太さの違いというのが、素人にとっては些細な違いではあるのですが、生産工場にとっては、製品に出来るか出来ないかを左右される程、大きな違いになってしまいます。この太さをなるべく均一にというのが、感覚だけが頼りのガラ紡機でするのはとても大変な事で、社長もだいぶ苦心されてました。
湿度等によってもその時々で微妙に太さが変わってしまうガラ紡。この微妙な太さの違いというのが、素人にとっては些細な違いではあるのですが、生産工場にとっては、製品に出来るか出来ないかを左右される程、大きな違いになってしまいます。この太さをなるべく均一にというのが、感覚だけが頼りのガラ紡機でするのはとても大変な事で、社長もだいぶ苦心されてました。
手紡ぎのような不均一なムラがガラ紡の最大の魅力ですが、それが生産の難しさでもあります。良い感じのムラを保ちつつ、均一な太さでというのは、針の穴に糸を通すような技術なのです。
ちなみに、途中まで仕上がったという今回の量産分の糸は、太さもムラ感も良い感じで一安心。今回も工場さんのお陰で良い生地が出来上がりそうで楽しみです。
ガラ紡工場を後にして向かった先は、今期より新たにお取引する事になった名古屋のPanioさん。
長年ショップの店長を経験された店主・山田さんが3月に独立してオープンされたMen's & Ladie'sのお店です。ガラ紡の産地にも偶然ご縁があったそうで、お取り扱いがスタートしました。佇まいが素敵なタイル張りのビルの1Fです。お近くの方は是非。 Panio