2016/04/15
2015/05/03
Visited
約一年ぶりのガラ紡工場訪問。丁度今は展示会受注分の糸の生産中。おじいさん紡績機は相変わらず、ゆっくりと丁寧に糸を紡いでくれていました。何回行っても、ガラ紡機の迫力やその佇まいには毎回圧倒されます。この秋に上がって来るのが楽しみ。
今回は敷地内にある別館に初めて入らせて頂きました。そこには、かつて毛織物メーカーとして栄えていた頃の、膨大な数の生地資料やハンガーが。まるで図書館のようにきちんと整頓されズラッと並んでいる様は圧巻の一言。一宮がかつて毛織物の産地として栄えていた証。衰退してしまったことが残念だと改めて感じさせられます。ずっと眺めていたいぐらい素晴らしいものでした。貴重な資料を見せて頂いて感謝感激の旅でした。
2015/03/30
2014/11/26
For Wedding
私事ですが、8月の半ばに出産しました。しかし退院早々、9月、10月のガラ紡製品の納品(=忙しさのピーク)と、慣れない赤子のお世話、それに加え遅れていた来シーズンの企画。。。と、それはもう人生の中でも3本の指に入るぐらいの、めまぐるしくハードな日々を送りました。一瞬で終わった夏。風のごとく通り過ぎる秋。そして気づけばもうすぐ12月。もう冬です。一年は本当に早い。
そんな合間を縫って、12月に花嫁になる友人のヘッドドレスを作りました。仕事のものづくりとはまた違った作業は気分転換にもなるし、ドレスを着た時の事を想像しながら手を動かすのは何とも楽しい。お陰でパンク寸前だった頭もリセット出来ました。行き詰まっている時にこそ、思い切って違う事に目を向けてリフレッシュするのも大切だと実感。
お花は全てアメリカのビンテージやデッドストックの造花です。外出がまだ出来ない為、何か使える素材は無いものかとネットサーフィンしているうちに発見したのですが、今やこういったものが簡単に画面上で購入出来る時代になりました。海外からの買い物も、いとも簡単に出来ます。ネットは問題もあったりするけど、やっぱりこういう時には便利さを感じずにはいられません。
さて、先日、インドから興味深い写真が届きました。次の展示会に向けてオーダー中の生地サンプルの制作風景です。下の写真の白い服の男性は、一体何を指図しているのでしょうか。。。?日本から送った指示書。海を越えて、破られ、しわしわになりながらも、ちゃんと側に置いて用心しながら織ってくれているんだなあと、嬉しくなります。
上手く行けば、次回はラグやシーツ等のインテリアファブリックも充実してくる予定。あくまで上手く行けばの話ですが。。
まだ手元に届いていないサンプル達。素敵なものが上がって来る事を祈ります。
2014/04/29
Aichi Trip
桜も散り始めた4月初旬、久しぶりに愛知県にあるガラ紡工場に出張に行って来ました。秋に向けて量産分のガラ紡生地をお願いするためです。
既に何回か来ているガラ紡工場ですが、やっぱり何回来ても古い機械が現役で動いている姿には圧倒されます。
湿度等によってもその時々で微妙に太さが変わってしまうガラ紡。この微妙な太さの違いというのが、素人にとっては些細な違いではあるのですが、生産工場にとっては、製品に出来るか出来ないかを左右される程、大きな違いになってしまいます。この太さをなるべく均一にというのが、感覚だけが頼りのガラ紡機でするのはとても大変な事で、社長もだいぶ苦心されてました。
湿度等によってもその時々で微妙に太さが変わってしまうガラ紡。この微妙な太さの違いというのが、素人にとっては些細な違いではあるのですが、生産工場にとっては、製品に出来るか出来ないかを左右される程、大きな違いになってしまいます。この太さをなるべく均一にというのが、感覚だけが頼りのガラ紡機でするのはとても大変な事で、社長もだいぶ苦心されてました。
手紡ぎのような不均一なムラがガラ紡の最大の魅力ですが、それが生産の難しさでもあります。良い感じのムラを保ちつつ、均一な太さでというのは、針の穴に糸を通すような技術なのです。
ちなみに、途中まで仕上がったという今回の量産分の糸は、太さもムラ感も良い感じで一安心。今回も工場さんのお陰で良い生地が出来上がりそうで楽しみです。
ガラ紡工場を後にして向かった先は、今期より新たにお取引する事になった名古屋のPanioさん。
長年ショップの店長を経験された店主・山田さんが3月に独立してオープンされたMen's & Ladie'sのお店です。ガラ紡の産地にも偶然ご縁があったそうで、お取り扱いがスタートしました。佇まいが素敵なタイル張りのビルの1Fです。お近くの方は是非。 Panio
2014/03/31
February ~ March
だいぶお久しぶりになってしまいました。約2ヶ月ぶりのブログです。極寒の2月はててて見本市や、代官山での展示会があり、バタバタしているうちにあっという間に3月も末、すっかり暖かい季節になってしまいました。明日から4月。いよいよ新年度が始まります。本当に一年が年々早く感じる今日この頃です。
さて、2月頭に開催されたててて見本市。Suno & Morrison初の合同展出店でした。ドタバタの準備からドキドキしながら何とか始まりましたが、おかげさまで盛況で終わる事が出来ました。ガラ紡を今まで知らなかった多くの方に、直接触れて頂く事ができた貴重な時間でした。皆さん珍しげに触られていて、手織りと思われる方がとても多かったのが印象的だったのですが、ご年配のベテラン勢の方の中には、「まだあったのか、久しぶりに見たよ〜」とか「懐かしい」という感想もあり、改めてガラ紡の歴史を垣間見たりもしました。
そして、ててて見本市が無事に終了した翌日、関東では歴史的な大雪に見舞われ、慣れない雪に一大事。その後、なんとか雪も溶けて、行きたかったお店に行ったり、友人との時間も満喫しつつ、2月末には二回目となるSuno & Morrisonの展示会を開催しました。今回はスタンダードのガラ紡のシリーズの新色や新型、また、カディやアクセサリーのシリーズも前回より少し充実した形でお披露目しました。今年も多くの方にお越し頂き、おかげさまで無事に終了する事が出来ました。今回の展示したアイテムは、早い物で4月末から徐々に各お店に並ぶ予定です。ガラ紡アイテムは昨年と同じく秋頃からの予定になります。また少しずつご紹介していきますので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
そして、ててて見本市や代官山での展示会に足を運んで下さった皆様、改めまして本当にありがとうございました。
2月3月はそのような感じで、福岡と関東を行ったり来たりしています。そして今回も短期間ですが出張を兼ねて神奈川に滞在中。出発した時は福岡の桜が満開でしたが、関東は今日満開になりました!満開を二回経験出来て非常に得した気分!一気に春めいてきて気持ちも高まり、やる気もふつふつと漲っています。。。そんなこんなで来年度もマイペースに、しかし、少しずつパワーアップ出来る様に頑張って参りますので、引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。
2013/11/14
Making of coasters
コースターを追産しました。元々は余った糸がもったいないから何かしら織ってみよう。。。とかなりお気楽に始めた企画でしたが、おかげさまで沢山のコースター達が旅立って行きました。有り難い事です。
Suno & Morrisonの手織りのコースターは、織りの際に出てしまう写真のような余り糸を利用して作っています。ある程度こういう柄にしようと想像して織り始めますが、途中で糸が無くなったら他の色に切り替えてみたり。。という具合に、肩の力を抜いて楽しんで織っています。余り糸は短いため、緯糸の切り替えが多く、織るには時間がかかるのですが、余り糸故に予期せぬ柄が出来上がったり、偶然できる柄の楽しさが織っている時は楽しくて。。!つい時間を忘れて没頭してしまいます。織機は120cm巾の大きな手織り機で織っています。コースターほど小さい物だったら、もっと小さい織り機の方がセッティングも簡単で織りやすいのですが、大きな織り機の方が打ち込みにパワーがありますので、小さいながらもしっかりとしたラグのような風合いに仕上げる事が出来ます。
2013/11/07
Pot Mat
OEUVRE http://entree-oeuvre.com/
2013/10/28
Making of Gara-bou fabric
最近は納品が追いつかずてんやわんやの毎日でしたが、少しずつお客様への納品も終わって来て、お店等でも目にして頂く機会が増え、嬉しい限りです。(まだ一部は生産中です。お待たせしている皆様申し訳ございません。。もうしばらくお待ち下さいませ。。)そこで、改めてSuno & Morrisonのガラ紡の生地ができるまでについて少し書いてみようと思います。
今までブログやホームページで紹介した事と重複するかもしれませんが、お付き合い頂ければ幸いです。
ガラ紡とは、ガラ紡機と呼ばれる紡績機で紡いだ糸の呼称です。ガラ紡機は明治時代に臥雲辰致という元お坊さんによって発明された機械。繊維品が貴重だった時代に、繊維のくずを再び糸として再生させるために作られた紡績機です。一つ一つの材料を昔の人が如何に大事にしていたのか、その想いが伝わってくるような博物館級のとても古い機械です。
ガラ紡機は当時は水車で動いていました。現在は電力で動きますが、仕組み自体は当時のまま。何一つデジタル化されていません。例えば、糸の太さの調節は、一番下の写真でぶら下がっている、重りの場所を前後させて行います。
なので、機械を動かす人の感覚、チョットしたさじ加減で太さに変化があります。また、原料はオーガニックコットンの落ち綿(通常の紡績で糸になりきれなかった繊維)を使用していますが、落ち綿の為、同じオーガニックコットンでもメキシコ綿だったりインド綿だったりと色んな産地のオーガニックコットンが混ざっています。そのため、混率によってはその時々で糸の太さ等に若干の違いがあったりします。そんな背景があり、ガラ紡は手紡ぎのような素朴な糸に仕上がって行きます。
ガラ紡はその素朴さ、不均一さが魅力なのですが、これが生地を生産する上では非常にネックになってきます。言わば、工場さん泣かせの糸。まず、生地を作る前に糸がどれくらい必要なのかを計算しなくてはいけないのですが、ガラ紡はムラがあるため、同じkgでも糸の長さがバラバラなのです。なので、最終的に何枚出来上がるのかという厳密な計算ができません。そのため、必要数よりも多めに見積もって、糸を発注し、糸染めに回します。多めに発注したとは言え、ちゃんと必要枚数織れるかどうか、毎回ドキドキのスリルを味わいます。。
染め上がった後は、通常の糸であればそのまま整経し、織り機へセッティングとなるのですが、そこはガラ紡。一筋縄ではいきません。ガラ紡はムラの大きい部分が織っている時に引っかかってしまうため、非常に切れやすい糸です。そのため、スイビという細い糸を縦糸のガラ紡に巻いて、丈夫にしてから織り機へかけます。しかし、毎回糸の太さが違うため、ある太さ以上になってしまうと、同じスイビ巻き工場では巻けないという問題が起こり、その場合は他の工場に出したりします。また、織る際の糸の密度もその時々で微妙に変え、糸の太さによって厚くなりすぎたり、薄くなりすぎたりしないようにしています。
織るのは勿論、古いシャトル織機。現代のハイスピードの織り機では糸が切れてしまう為です。時間は通常の織りの何十倍もかかりますが、ゆっくりな分、糸の風合いを保ちながら味わいのある生地を織ってくれます。
そのように試行錯誤してようやく織り上がった生地は、洗いにかけ、スイビをお湯で落として(スイビはお湯で溶ける糸なのです。)ようやく一段落。
ストールの場合はそこから、フリンジ結びにかかります。フリンジを結ぶのも今であれば機械で出来るのですが、ガラ紡の場合は、そのムラゆえに手で結ぶしかありません。一つ一つ内職のおばあさん達が結んでくれています。
そうしてようやく私達の元へ納品されてきます。
しかし、納品されてきてもすぐにお客様の元へとはなりません。。。織り上がったばかりの生地は、織る際の摩擦で出てしまう繊維が多く付着しています。そのままだと巻いた時に服に沢山の繊維が付いてしまうので、一枚一枚丁寧にバキュームをして、付着している繊維を出来るだけ取り除いてからようやくお客様へ出荷します。
以上、書く事が多すぎて端折ってしまった部分もありますが、Suno & Morrisonのガラ紡生地ができるまででした。
このように改めて一工程ずつ振り返ると、工場生産ではありますが、むしろものすごく早い手織りのような。。。そんな感覚の方が近いのかなという気がしてきました。。。改めてこんなに手間のかかる事に協力して下さる工場さんに、本当に感謝です。
2013/09/19
Weaving Village of Thailand
タイの織物の村へ行って来ました。彼女達との出会いは3ヶ月程前。ある展示会に出品していたのをたまたま見つけ、その布の風合いに興味を持ち、後日試作を作りたいとコンタクトを取りました。しかし、最大の問題は彼女達はタイ語しか話せないという事。。。メールのやり取りも、代表の妹さんが変わって英語で返してくれるのですが、それもカタコト。勿論、私もカタコトの英語です。何とか発注書を送って、試し織りをしてくれる所までこぎつけました。そしてついにそれが出来上がったという事で、現地に直接行って話し合いをする事にしたのです。
バンコクからさらに国内線を乗り継いで、Khon Kaen空港へ。そこから車で3時間。自然いっぱいの田舎町の中に彼女達の作業場がありました。ここでは、綿や天然染料を原料から栽培し、それを自分達で糸や染料にし、染め、そして織っています。勿論、食べ物も時給自足。朝食と昼食は皆がそれぞれ自分達で作ったおかずを持ち寄って、それをシェアしてみんなで食べます。しかもおいしい。私達も毎日頂きました。
働いているのは全て女性でそのほとんどが高齢の方々。若い人たちは皆都会に出て行ってしまう為です。タイでも量産型の機械が次々と導入され、生産効率の悪い手仕事は衰退しつつあるということでした。代表のウッドさんは、自身も手織りのスペシャリストで、村の女性の仕事の支援のため、またハンドクラフトがこれからも続いて行くように活動されているそうです。
私達の試作はと言うと。。。なるべく指示通りになる様にとっても頑張ってくれていました。初回としてはだいぶ上出来。しかしまだ最初の最初なので色々と改善点もあります。それをカタコトの英語と身振り手振り、手書きの図説等を駆使しながら伝え、お互いに意見交換してなんとか理解し合えたかなと。。。。とにもかくにも焦らずに彼女達のペースでじっくりゆっくりと一緒に良い物を作って行ければいいなと思います。次の出来上がりが楽しみ!
タイは笑顔の国と言うだけあって、皆控えめで優しい人柄でした。田舎なので余計にゆったりしていたのかもしれません。タイ語には『遠慮する』という言葉もあるように、割と日本人に近しい感覚がある国なのかなという印象です。言葉は違えど感覚で何となく分かり合えるような、そんな気がしました。
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