2013/12/20

Winter Style



寒さもどんどん厳しくなってきました。福岡は九州なので暖かいと思われがちですが、日本海側の為、冬はとっても寒く、熊本の阿蘇では既に雪も積もっているみたいです。そんな寒い毎日なので、今回はGara-bou Blanket Stoleのおすすめの使い方を一つご紹介したいと思います。

Suno & Morrisonのストールの中で、一番大判のこのサイズは、ストールや膝掛けにも勿論お使い頂けますが、写真のように、くるくると巻きスカートの様に腰全体に巻いて使うのもとてもおすすめ。綿ですが、ガラ紡はとても暖かくて、下半身を暖めてくれます。下半身が暖まると体全体がぽかぽか。私自身も寒くなってきてからは、家に居る時は毎日、このようにして使っています。

普段の日常の中で側に置いておいて、気持ちのよい素材を、気持ちよく使って頂きたいというのが、Suno & Morrisonの想いです。是非、お試し下さい。

それから、おかげさまで人気のHand Woven Coaster。前回生産分はすぐに無くなってしまったのですが、また追加で生産しました。お取り扱いの店舗でご覧頂けます。Suno & MorrisonのONLINE STOREにも少し入荷しましたので、宜しければご覧下さい。


2013/12/12

Suno & Morrison ONLINE STORE



あっという間に、今年もついに1ヶ月を切りました。時間が過ぎるのが早すぎて、色々と焦って相変わらず忙しない毎日です。
さて、お問い合わせも多かったSuno & Morrisonのネット販売をついに始めました。お取り扱い店舗での取り扱いが無い場合等、是非ご利用下さい。HP掲載商品で、オンラインストアにアップされていないものも、販売可能な場合もございますので、その際にはメールにてお問い合わせ下さい。

Suno & Morrison ONLINE STORE

2013/12/03

A Weekend




先月までは、納品作業等でとても忙しくバタバタしていたのですが、やっと一段落した先週末。久しぶりに友人と薬院をのんびりブラブラしてきました。

スパイスロードでランチにカレーを食べた後、Suno & Morrisonもお取り扱い頂いているSOMEWAREさんへふらっと伺いました。気に入ったカレンダーを発見し、即購入。福岡のクリエーターさんが作られているそうです。一見シンプルですが、ありそうでない文字の雰囲気と、写真ではわかりにくいですが、好みの紙質。そしてこの見やすさ。サイズ感等もすごくツボでした。来年から使うのが楽しみです。友人はフィリップ・ワイズベッカーのドローイング集を購入していたのですが、これもすごくかっこ良かった...未だに欲しいな。。と目論んでます。

その後、PATINAさんで開催されている桑原典子さんの器の展示へ。これがまた凄く素敵で。。久々に自分の琴線に大ヒットでした。好みすぎてあれもこれも欲しくなり、混乱し、その日は買う事が出来ませんでした。一旦帰宅後、家の食器棚を見て、冷静に今必要な器をよく考えてから翌日また行きました笑。結局小皿とポットを購入。味わいのある白のトーンとテクスチャー。シンプルな形。とっても気に入っています。

そしてその帰宅後、初めてグラノーラを自分で作ってみました。いつも食べているFructusのグラノーラには程遠いけど、それなりに美味しく出来て、満足!
Fructusは最近ホームページをリニューアルされたとの事で、素敵なページになっています。PERSICAで行われた撮影にも極々わずかですが協力させて頂きました。。こちらも是非見てみて下さい。http://fructus.jp/

久しぶりに買い物も楽しみ、やりたい事をやり、のんびりゆったり大満足の休日でした。

2013/11/14

Making of coasters





コースターを追産しました。元々は余った糸がもったいないから何かしら織ってみよう。。。とかなりお気楽に始めた企画でしたが、おかげさまで沢山のコースター達が旅立って行きました。有り難い事です。
Suno & Morrisonの手織りのコースターは、織りの際に出てしまう写真のような余り糸を利用して作っています。ある程度こういう柄にしようと想像して織り始めますが、途中で糸が無くなったら他の色に切り替えてみたり。。という具合に、肩の力を抜いて楽しんで織っています。余り糸は短いため、緯糸の切り替えが多く、織るには時間がかかるのですが、余り糸故に予期せぬ柄が出来上がったり、偶然できる柄の楽しさが織っている時は楽しくて。。!つい時間を忘れて没頭してしまいます。織機は120cm巾の大きな手織り機で織っています。コースターほど小さい物だったら、もっと小さい織り機の方がセッティングも簡単で織りやすいのですが、大きな織り機の方が打ち込みにパワーがありますので、小さいながらもしっかりとしたラグのような風合いに仕上げる事が出来ます。

2013/11/07

Pot Mat



OEUVRE別注の手織りのポットマットが出来上がりました。コースターと同じ生地感で、サイズが約20cm四方と大きめになっております。ポットや小さいお鍋等、これからの季節に活躍する機会も増えるかと。。。残った糸を使用しているため、色も柄も全て違う1点ものです。こちらは、久留米にあるOEUVREでお買い求め頂けます。素敵なお店で癒されながら、ご覧頂ければ幸いです。

OEUVRE http://entree-oeuvre.com/

2013/10/31

Aso








先日、関東の友人が福岡に遊びに来てくれたので、阿蘇山へ行って来ました。阿蘇山は熊本県に位置していますが、福岡から車で2時間程で行ける距離にあり、雄大な大自然を感じる事が出来るので、関東から来客があった時は必ずと言って良い程おすすめするスポットであります。
秋の阿蘇山は私も初めて行きました。春夏は緑が青々と繁っていてそれはそれは気持ちが良いのですが、秋は一面すすき野原。少しだけ紅葉も始まっていました。褐色の世界が綺麗な秋晴れの空とあいまって、とても美しかったです。何も無い贅沢。平日という事もあり、観光客もほとんどおらず独り占め状態!沢山笑って、沢山食べて飲んで、リフレッシュした休日でした。



2013/10/28

Making of Gara-bou fabric






最近は納品が追いつかずてんやわんやの毎日でしたが、少しずつお客様への納品も終わって来て、お店等でも目にして頂く機会が増え、嬉しい限りです。(まだ一部は生産中です。お待たせしている皆様申し訳ございません。。もうしばらくお待ち下さいませ。。)そこで、改めてSuno & Morrisonのガラ紡の生地ができるまでについて少し書いてみようと思います。
今までブログやホームページで紹介した事と重複するかもしれませんが、お付き合い頂ければ幸いです。

ガラ紡とは、ガラ紡機と呼ばれる紡績機で紡いだ糸の呼称です。ガラ紡機は明治時代に臥雲辰致という元お坊さんによって発明された機械。繊維品が貴重だった時代に、繊維のくずを再び糸として再生させるために作られた紡績機です。一つ一つの材料を昔の人が如何に大事にしていたのか、その想いが伝わってくるような博物館級のとても古い機械です。
ガラ紡機は当時は水車で動いていました。現在は電力で動きますが、仕組み自体は当時のまま。何一つデジタル化されていません。例えば、糸の太さの調節は、一番下の写真でぶら下がっている、重りの場所を前後させて行います。
なので、機械を動かす人の感覚、チョットしたさじ加減で太さに変化があります。また、原料はオーガニックコットンの落ち綿(通常の紡績で糸になりきれなかった繊維)を使用していますが、落ち綿の為、同じオーガニックコットンでもメキシコ綿だったりインド綿だったりと色んな産地のオーガニックコットンが混ざっています。そのため、混率によってはその時々で糸の太さ等に若干の違いがあったりします。そんな背景があり、ガラ紡は手紡ぎのような素朴な糸に仕上がって行きます。

ガラ紡はその素朴さ、不均一さが魅力なのですが、これが生地を生産する上では非常にネックになってきます。言わば、工場さん泣かせの糸。まず、生地を作る前に糸がどれくらい必要なのかを計算しなくてはいけないのですが、ガラ紡はムラがあるため、同じkgでも糸の長さがバラバラなのです。なので、最終的に何枚出来上がるのかという厳密な計算ができません。そのため、必要数よりも多めに見積もって、糸を発注し、糸染めに回します。多めに発注したとは言え、ちゃんと必要枚数織れるかどうか、毎回ドキドキのスリルを味わいます。。
染め上がった後は、通常の糸であればそのまま整経し、織り機へセッティングとなるのですが、そこはガラ紡。一筋縄ではいきません。ガラ紡はムラの大きい部分が織っている時に引っかかってしまうため、非常に切れやすい糸です。そのため、スイビという細い糸を縦糸のガラ紡に巻いて、丈夫にしてから織り機へかけます。しかし、毎回糸の太さが違うため、ある太さ以上になってしまうと、同じスイビ巻き工場では巻けないという問題が起こり、その場合は他の工場に出したりします。また、織る際の糸の密度もその時々で微妙に変え、糸の太さによって厚くなりすぎたり、薄くなりすぎたりしないようにしています。
織るのは勿論、古いシャトル織機。現代のハイスピードの織り機では糸が切れてしまう為です。時間は通常の織りの何十倍もかかりますが、ゆっくりな分、糸の風合いを保ちながら味わいのある生地を織ってくれます。
そのように試行錯誤してようやく織り上がった生地は、洗いにかけ、スイビをお湯で落として(スイビはお湯で溶ける糸なのです。)ようやく一段落。
ストールの場合はそこから、フリンジ結びにかかります。フリンジを結ぶのも今であれば機械で出来るのですが、ガラ紡の場合は、そのムラゆえに手で結ぶしかありません。一つ一つ内職のおばあさん達が結んでくれています。
そうしてようやく私達の元へ納品されてきます。
しかし、納品されてきてもすぐにお客様の元へとはなりません。。。織り上がったばかりの生地は、織る際の摩擦で出てしまう繊維が多く付着しています。そのままだと巻いた時に服に沢山の繊維が付いてしまうので、一枚一枚丁寧にバキュームをして、付着している繊維を出来るだけ取り除いてからようやくお客様へ出荷します。

以上、書く事が多すぎて端折ってしまった部分もありますが、Suno & Morrisonのガラ紡生地ができるまででした。
このように改めて一工程ずつ振り返ると、工場生産ではありますが、むしろものすごく早い手織りのような。。。そんな感覚の方が近いのかなという気がしてきました。。。改めてこんなに手間のかかる事に協力して下さる工場さんに、本当に感謝です。




2013/10/05

New Arrival




6月の展示会でご注文頂いていた、ガラ紡のストールシリーズが一部ついに出来上がって来ました。9月末から来月にかけて、お取り扱い頂いている各店舗に順次納品させて頂いております。見つけたら是非、直接素材を触って頂ければ幸いです。

さて、既に個別にご連絡させて頂いておりますが、一部のガラ紡ストールが糸の生産上の都合で納品が遅れております。楽しみにお待ち頂いている皆様にはお待たせすることになってしまい、大変申し訳ございません。今全力で追いかけて生産中でございます。出来上がり次第、順番に発送の手配をさせて頂きますので、もう暫くお待ち下さい。

今月はバッグやポーチ等の小物達も出来上がってくる予定です。こちらも楽しみにして頂ければと思います。宜しくお願い致します。

2013/09/19

Weaving Village of Thailand











タイの織物の村へ行って来ました。彼女達との出会いは3ヶ月程前。ある展示会に出品していたのをたまたま見つけ、その布の風合いに興味を持ち、後日試作を作りたいとコンタクトを取りました。しかし、最大の問題は彼女達はタイ語しか話せないという事。。。メールのやり取りも、代表の妹さんが変わって英語で返してくれるのですが、それもカタコト。勿論、私もカタコトの英語です。何とか発注書を送って、試し織りをしてくれる所までこぎつけました。そしてついにそれが出来上がったという事で、現地に直接行って話し合いをする事にしたのです。
バンコクからさらに国内線を乗り継いで、Khon Kaen空港へ。そこから車で3時間。自然いっぱいの田舎町の中に彼女達の作業場がありました。ここでは、綿や天然染料を原料から栽培し、それを自分達で糸や染料にし、染め、そして織っています。勿論、食べ物も時給自足。朝食と昼食は皆がそれぞれ自分達で作ったおかずを持ち寄って、それをシェアしてみんなで食べます。しかもおいしい。私達も毎日頂きました。
働いているのは全て女性でそのほとんどが高齢の方々。若い人たちは皆都会に出て行ってしまう為です。タイでも量産型の機械が次々と導入され、生産効率の悪い手仕事は衰退しつつあるということでした。代表のウッドさんは、自身も手織りのスペシャリストで、村の女性の仕事の支援のため、またハンドクラフトがこれからも続いて行くように活動されているそうです
私達の試作はと言うと。。。なるべく指示通りになる様にとっても頑張ってくれていました。初回としてはだいぶ上出来。しかしまだ最初の最初なので色々と改善点もあります。それをカタコトの英語と身振り手振り、手書きの図説等を駆使しながら伝え、お互いに意見交換してなんとか理解し合えたかなと。。。。とにもかくにも焦らずに彼女達のペースでじっくりゆっくりと一緒に良い物を作って行ければいいなと思います。次の出来上がりが楽しみ!
タイは笑顔の国と言うだけあって、皆控えめで優しい人柄でした。田舎なので余計にゆったりしていたのかもしれません。タイ語には『遠慮する』という言葉もあるように、割と日本人に近しい感覚がある国なのかなという印象です。言葉は違えど感覚で何となく分かり合えるような、そんな気がしました。

2013/09/12

Straps





9月に入り、ようやく涼しくなったかなーと思いきや、本日30℃超え。。。福岡は真夏に逆戻りです。私はというと、今回のシリーズのバッグやポーチ等に使用する手織りの平テープがやっと納品分全て織り上がり、ようやく一区切りです。バッグ・ポーチを作るにあたり、持ち手やストラップに使える素材を血眼になって探したのですが、なかなか良い物に出会えず、最初だから注文もあまりないだろうと、理想に一番近づけられる手織りのテープを採用してしまったのですが、それが自らの首を絞める結果に。。おかげさまで想像よりも沢山ご注文を頂いてしまい、1ヶ月くらい朝から晩まで紐づくりに徹することとなってしまいました。最初は納期に間に合うのか不安すぎて、なかなか寝付けない日もありましたが、なんとか間に合ってほっと一安心。次からは、機屋さんにお願いすることにしたので、今回の手織りのストラップはレアものになりそうです。
先週末は息抜きに、うきは方面に梨狩りに行って来ました。生まれて初めての梨狩り。梨は、大きい物程甘くておいしいとのことで、選りすぐりの大きな子達を連れて帰って来ました。空に向かってすくっとのびているのは梨の苗です。

2013/08/21

Takachiho








相変わらず毎日、猛暑。福岡も毎日焼けるようなジリジリと暑い日々が続いています。今年のお盆休みは宮崎県の高千穂峡に行って来ました。阿蘇の噴火によって出来た白い岩。そこに川が流れて出来たV字の渓谷です。緑に癒されて来ました。

2013/07/12

making many things




ご無沙汰しております。7月に突入し、福岡はスカッと晴れた空にもくもくの雲、今年も既に真夏の様に暑い日が続いております。
さて、最近は展示会でご注文頂いた物たちを、コツコツと生産しておりましたが、ついに出来上がりやっと一段落です。7月にお渡し予定のアクセサリー等のアイテムは来週より順次、発送の手配をしていきますので、もう少しお待ち下さいませ。毎度おなじみのコースターも気ままに増産完了!

2013/06/18

Finished






本日6/17を持ちまして、福岡・東京・静岡と約1ヶ月に渡り開催したSuno & Morrison 1st Exhibitionが終了致しました。
お越し頂いた方、ご注文下さった方、誠にありがとうございました。
最後の静岡はココナさん主催のイベントでの展示会で、私も久々に静岡へ足を運んできました。
会場のギャラリーは、緑が綺麗な庭と木の空間がとても心地よく、つい時を忘れてしまうような素敵なところでした。
今回は、そこでオカン食堂さんによる、ピクルスのワークショップも開かれており、色とりどりの野菜の美しさにおもわず見とれてしまいました。
ココナ井口さんとも久々にお話し出来たり、今までご購入頂いていた静岡のお客様にも初めてお会いする事が出来たりと、良い時間を過ごす事が出来ました。静岡の皆様、ありがとうございました。

さて、メールでのご注文期限もあと3日となりました。6/20がご注文締め切りとなります。
どうぞ宜しくお願い致します。